「観察の練習」という書籍の紹介
メンタリストに必須のスキルの一つに
「観察」⇒「推測」というものがあります。
この「観察」にポイントを置いた書籍
「観察の練習」を紹介していきます。
「観察の練習」という書籍の紹介
内容
著者が感じた小さな違和感
その場面を撮った写真を見て、
「小さな違和感が何か?」を推測するというものです。
56個の事例が掲載されており、
それぞれに、著者が何を感じ取ったのか?が
解説されています。
読んでみて・・・
写真を見て、それから読み取れることを推測する。
この工程をどんな方法でやるのか?
という実践例として見ていくことができます。
他にも、自分が見えてるのに、
見逃していることって多いんだなと気づかされます。
以前読んだ観察に関する書籍のひとつに、
観察力を磨く 名画読解 というものもありましたが、
これは、絵画を見て、
見落としがちな部分を純粋に観察していく
ことに焦点を当てたものでした。
この観察の対象が、
絵画⇒写真に変わったものとして、
観察の練習をすることができます。
ただし、著者がどんな観察をしているのか?
どんな推測をしたのか?が解説されているため、
この解説では物足りなく感じることもあります。
この本のハイライト
見落とさずに気付く能力について、
著者は、
「今聞こえていることをすべて書き出す」
という課題を通して、
様々な情報が届いているにも関わらず、
そのほとんどが見落とされている
という事実に気づいたといいます。
そして、音ではなく、
見えているものに焦点を当ててみたことが、
「観察」の始まりということでした。
最後に
写真を使って観察の練習の方法がわかったところで、
人と人が交流している場面の写真や動画、
プロフィール写真などから観察をしてみるのも
良い練習になりそうです。
そして、ハイライトの応用で、
ただ頭の中で、観察⇒推測するのではなく、
観察したことを書き出してみるということも
ポイントになりそうです。