自分を取り戻す場所 ~自由特性の代償からの回復~
先日投稿した記事より、
psychologicaleffect.hatenablog.com
本来の自分を抑制して生活することには、
いくつかの代償を伴うことがわかっています。
そして、そうした影響を少なくするための
「自分を取り戻す場所」は、
外向的か内向的どちらの傾向が強いかで、
違いがあります。
本来の自分に戻る場所 ~回復に必要な場所~
自由特性の代償
本来の自分を押し殺して生活するということは、
その期間が長く続けば続くほど、
デメリットが生じてきます。
研究によれば、
自律神経系が覚醒した緊張状態に陥り、
慢性化すると健康状態の悪化に
つながることがわかっています。
「自由特性理論」によれば、
その場その場で、性格を臨機応変に変えられます。
しかし、その分、心身の健康状態に影響があるので、
どこかの時間で、
「本来の自分を取り戻す」ことが必要になります。
次の章では、回復のための場所についてみていきましょう。
本来の自分を取り戻す場所
「自由特性」のデメリットを軽減するためにも
自分を取り戻す場所が必要になります。
内向的な人が、大勢の人を前にして、
外向的にふるまわなければならない状況で仕事をしたのち、
家族がいる家に帰っても、一人で過ごす時間を求めたり
休日になると、公園のベンチで本を読む時間を作ったり
外向的な人が、
デスクワークで何時間も
人と関わらずにパソコンとにらめっこした後、
疲れて家で休むことを選ぶよりも、
飲みに出てワイワイ騒ぐ時間を求めたり
休日になると、友人と買い物に出かけたり
その人それぞれで、
本来の自分らしくあれる場所を見つける必要があります。
過剰に気を遣わずに、不安にもならない
自分が落ち着ける環境はどこでしょうか?
最後に
この「自由特性」は
その状況に合わせて性格を変化させられるというものです。
では、状況に合わせてではなく、
自分がなりたい性格に
変化させることはできるのでしょうか?
このあたりについては、次回へ続きます。
参考文献