メンタリズムの考察

メンタリストDaiGoさんのおすすめ本や講義からメンタリズム・心理学や様々な科学を学び、ビジネスや子育て等に活かしていこうというブログです

観察ポイント 話量と会話の間

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会話をしている時、

話す相手や会話の内容によって

「どれだけ話すか?」

「返答にどれだけかかるか?」

というのは違いがあります。

 

 

観察ポイント 話量と会話の間

会話の量

・話量が多い

 もともと話が好きな人がいれば、

 普段は寡黙だけど、

 自分の興味のある話は多弁になるという人もいます。

 基本的に、話量が多いというのは、

 自分のことをわかってほしいという思いや

 沈黙が苦手で、その場を引っ張っていきたい

 といった思いがある人です。

 社交的なスタンスですが、

 時々我を出しすぎるところがあります。

 

・話量が少ない

 寡黙な人というのは、

 口には出さないけれど、

 頭の中ではいろいろと考えていて、

 慎重な性格だといえます。

 話を聞くことで、

 相手のことを見定めている傾向があります。

 もしも、

 普段寡黙な人が質問することが増えてきたら、

 その話題に対する興味があることを示しています。

 

 また、沈黙には利点もあって、

 ボロが出ないので知的に見える

 相手の心を傷つけることなく拒否を示す

 話に耳を傾けるので、好かれる

 ということが知られています。

 

会話の間

 話量にも似ていますが、

 質問されたらすぐに切り返す人と

 考えてから話し出す人というのも違いがあります。

 

・すぐに切り返す人

 相手の質問に反射で返している人で、

 一見コミュニケーション能力が高いように見えますが、

 あまり深く物事を考えていなかったり、

 自分の考えを押し通そうとする人

 こういった傾向にあります。

 

・少し考えてから話す人

 質問をして、すぐに返事が返ってこない場合、

 相手の中では質問をかみ砕いてから

 考えている可能性があります。

 この考えている数秒の間を

 「認知的努力時間」と言います。

 嘘の手がかりとして知られていますが、

 普段の会話においては、

 相手の意見を一度受け入れている

 しっかりと考えてくれている時間と考えられます。

 慎重ですが、器が大きい人といえます。

 

 ただし、

 この認知的努力時間に加えて、

 眼鏡をふく、顎を触るといった

 反復動作が長く続く場合、

 考えているふりの可能性があるため、

 注意が必要です。

 

最後に

観察ポイントとして挙げれば

いくつもあってきりがないように思えますが、

全部を一度に見るのではなく、

少しずつ相手のことを意識してみることで、

観察力は鍛えられていくものだと思います。