メンタリズムの考察

メンタリストDaiGoさんのおすすめ本や講義からメンタリズム・心理学や様々な科学を学び、ビジネスや子育て等に活かしていこうというブログです

ボディタッチの偉大なる効果!

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コミュニケーションとなると

会話というイメージがあるかもしれませんが、

ボディランゲージやボディタッチなども

非言語のコミュニケーションに当たります。

触れるという単純な行動一つをとっても、

様々な感情が呼び起されるものですよね。

今回は、『触れる』ということについて、

考えていきたいと思います。

 

 

ボディタッチの偉大なる効果

『触れる』ということ

触れ合いやボディタッチについて、

海外ではハグの文化というものもありますが、

日本においては極端に少ない印象があります。

赤ちゃんや子どものころは、

触れ合っているのが当たり前なのにです。

また、触れるときに媒体となるのは「手」ですが、

人間の脳地図・ホムンクルスの図によれば、

感覚器としては広範囲を占めています。

『触れる』と質感や温度、形など様々なことが知覚されます。

それに伴って、様々な感情が呼び起されていきます。

 

ボディタッチによる効果

ラポール形成に影響する

ラポールのない状態でのボディタッチは

馴れ馴れしいと初めのうちは感じたり、

嫌悪感を抱く場合もあります。

しかし、ボディタッチされることに慣れてくると、

ラポールができていると勘違いを起こす可能性があります。

ただ、相手がどういう感情を抱くかに配慮せずベタベタ触っては、

嫌悪になるので、注意しないといけませんね。

 

協調性が上がる

ラポールが形成された結果だと思いますが、

ボディタッチが多いバスケットボールチームは、

協調的なプレーが多く、

成績も予測できるという研究結果もあるそうです。

 

感情を伝える

触れるときに自分が抱く感情は伝わり、

触られる側に影響を及ぼしているようです。

よこしまな考えで触れようと思うと、

その考えは相手に伝わり、

上手くラポール形成はできません。

あとは、よく後輩を励ますために

肩を上からポンとする場合がありますが、

これは上からのプレッシャーの意味があります。

一方で、肩の横から触れると、

横のつながりだという事を伝えることができます。

どこをどう触れるかにも意味があります。

 

リラックス効果

マッサージとかに関係していますが、

身体に触れると、

安心感や温かみ、固有受容覚の刺激によって、

筋肉の緊張がほぐれ、リラックス効果が期待されます。

それでも、暴れている子供を落ち着かせるには、

かなり苦労しますけどねw

 

セルフタッチの意味

自分で自分の体を触るという事にも意味があります。

日本ではあまり見かけないかもしれませんが、

サッカーなどの試合で、頭を抱えるサポーターを見たことはありますか?

あれは、頭という大事な部分を守るためのセルフタッチです。

日本だったら、頭抱えて悩んでいるイメージの方が強いかもしれませんね。

 

両手を組み、体を抱きしめるというのも、

よく防衛の姿勢と言われることが多いです。

また、自分で自分を抱きしめることで安心感を求めているようです。

ただ単に寒いこともあったりしますが・・・

 

最後に

この肌寒い季節、人と人との触れ合いが恋しくなってきますが、

ボディタッチするにしても、

相手がどういう感情を抱くかに配慮していきたいものです。

そして、

どういう状況や話の流れで、

セルフタッチが起こるかに注目したいところです。