『嘘の戦争』に学ぶ ラポール形成の技術
現シーズンで唯一見ているドラマ
『嘘の戦争』 火曜午後9時~
詐欺師の主人公が、家族を殺された復讐のため
様々な嘘を仕掛けるエンターテイメント番組です。
詐欺という言葉には悪い印象を持ってしまいますが、
そのラポール(信頼関係)形成の技術には学ぶべきところがあります。
『噓の戦争』に学ぶ ラポール形成の技術
『嘘の戦争』とは?
草彅剛演じる詐欺師の主人公が
過去に家族を殺された復讐のため、
その事件に関わった人物に近づき、
追い詰めていくというもの。
2月8日現在、5話まで放送されており、
近々ダイジェスト放送もされるそうなので、
気になる方はチェックです!
ラポール形成の技術とは?
昔から、詐欺師は相手からの信頼を得る技術を持っていました。
では、劇中で使われている、
ラポール形成の技術とはどんなものなんでしょうか?
共通点を見つけて、心の距離を近づける
ドラマの中では、
一ノ瀬(主人公)が仁科晃(仇の長男)との会話の中で、
晃が好きな野球の話題で、
一ノ瀬がやったこともないのに「高校球児だった」と語った
とされる場面がありました。
さすがに、監督を頼まれたときはボロが出ないように、
たくさんの野球本を読んで勉強しているシーンもありましたが、
共通の趣味や話題があると、親近感が湧いてくるものです。
例えば、
初対面の人と話しをしていて、
偶然にも故郷が近かったことが判明すると、
親近感が湧いてきませんか?
「あ!そこ、僕も住んでたことあります!」
なんて言われると、
「へー、どのあたり?いつ頃までいたの?」
と話題に広がりを見せ、警戒心を解くことができます。
頼ることで警戒を解く
仁科楓(女医・仇の長女)と偶然の出会いを装い、
怪我の手当てをしてもらいますが、
ここにもラポール形成の技術があります。
自分が相手に対し、助けや助言を求める場合、
相手が自分より上の立場であることを示すため、
「助けようかどうしようか?」という気持ちが芽生えます。
そして、助けてもらった後、
しっかりと「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、
相手は「良いことをした!」と気分が良くなります。
他にも、相手の方が知識や経験が豊富だという前提で、
「教えてください!」とか
「~さんみたいにうまくやるにはどうしたらいいんですか?」
といった、尊敬の気持ちを表現することでも、
警戒心は解かれます。
補足 仕事とプライベート
仕事での関係とプライベートでの関係は別物です。
いくら仕事場で親しくなったとしても、
それは仕事上の付き合い。
プライベートで親しくなるには、
無理やり偶然を装ってもいいので、
仕事場ではなく、プライベートで会話をするなどの
場面設定が必要なようです。
最後に
『嘘の戦争』には、詐欺の技術がちょこちょこ出てきますが、
騙されないようにしないといけませんね。
特に、「真実が含まれた嘘は見極めるのは困難」なので、
注意したいところです。
まだ、見たことがない方もぜひ!