メンタリズムの考察

メンタリストDaiGoさんのおすすめ本や講義からメンタリズム・心理学や様々な科学を学び、ビジネスや子育て等に活かしていこうというブログです

観察力とはどうすれば鍛えられるのか?

メンタリスト必須スキルともいえる

観察力あるいは観察眼というものは鍛えることができます。

今回は、

そもそも観察するって何なのか?

どういったポイントに注意を向けるべきか?

どうやったら鍛えることができるのか?

 を扱っていきたいと思います。

 

 

観察力とは何か&メリット

ただ見ているだけでは観察しているとは言えません。

じっと対象を見ていても、時間が過ぎていくだけです。

観察(かんさつ、: observation)とは、対象の実態を知るために注意深く見ること。その様子を見て、その変化記録すること。どれだけその変化を見つけられるかが重要である。

wikipediaより引用

そうです!

注意のアンテナを張り、

その物事を客観的に捉える

「どんな体格、どんなものを持ち、どれぐらいの距離感か・・・」

そして、それがどう変わったのか

これが人間関係における大事な観察です。

「自分を大きく見せるのか?話すときの距離がどう変わるか?」

という具合です。

 

そして、この観察力を発揮して初めて、

「ものごとの関連性」に気づいたり、

「こころの状態」を類推するといった

洞察力を発揮することができるのです。

 

これが観察することのメリットともいえるのですが、

人間関係でうまく立ち回っている人は、

この観察力&洞察力が極めて優れていると言えるでしょう。

また、物事の原因を考える力もあるため、

問題解決能力も高いと言えます。

かのシャーロック・ホームズ

この観察力・洞察力が優れた人物として描かれています。

「あんな観察力や洞察力が欲しい!」

とは言いませんが、憧れてしまいますよね。

 

見るべきポイントとは?

ただ闇雲に見ていたのでは、

良い結果が得られないことはあなたもわかっているはずです。

漠然としてあいまいな観察になってしまうのがオチです。

ですから、見るべきポイントをまずは理解する必要があります。

・身体的特徴

体格 大きい=スポーツや肉体労働、体育会系。

   小さい=筋肉質かどうかによって、

       軽い運動習慣のある文系か

       ほとんど運動習慣のない文系かに分かれる。

肌の焼け 色黒=外での作業活動

     色白=屋内活動

     どう焼けているかも着ている服によって変わる。

     時計の焼け跡が付く場合もある。      

手のごつさ 硬い=機械作業や力仕事

      柔らかい=事務や対人サービス業務

といった部分から、

インドア・アウトドア、どんな活動をするか推理する材料になります。

年代とかもここからなんとなく判断できますね。

 

・非言語

表情 興味がある=目は大きく、口は軽く開き、縦の動きが多い

   興味はない=口は閉じ、横の動きが多い

   各感情については、微表情学という学問があります。

しぐさ 緊張する=手で顔を触る、手を拭う、肩をすくめる

    興味がない=足や体を話し手に向けない

パーソナルスペース 45㎝以下=いつでも届く⇒かなり親密

          1.2m以下=表情がわかる⇒親しい

          3.5m以下=会話ができる⇒仕事関係

          ~7m=講演など⇒集団のなかの一部

興味があるのかないのか、どんな感情なのか、

人それぞれがどういった関係なのかを推し量ることができます。

 

・服装

  モノクロ=無難色

   イロモノ=イメージカラーや心理的に求める色

 流行等 乗る=周りの人の目を気にする

     乗らない=芯があるor周囲はどうでもいいと思っている

     似合わない=客観視できていない

 ジャンル 綺麗系、清楚系、ギャルなどどんな属性でいたいのか?

身につけているアクセサリーは流行の物か?多いか少ないか?

ブランド物を使うかどうかによっても、

生活水準など推し量ることができるそうですが、

ブランド物に弱いので、現在勉強中です。

 

・持ち物

時計 カシオやシチズンなど実用性

   ロレックスやタグ・ホイヤーなど高級嗜好

   パテックフィリップ、ウブロなど超高級時計

   電波式やスマートウォッチが主流になっている中、

   機械式をもっているのはこだわり派 

バッグ ブランド物かどうか?

    小物に何色が多いのか?

    中に何が入っているかなど。

 トヨタ=大衆向け、安定志向

  スバル・マツダ=こだわり、機能重視

  日産・三菱=保守的(だった)、変化を好まない

  ホンダ=周囲に合わせない

  外車=見栄っ張りor本当にお金がある

他にも、普段使っているペン、メガネ、

スマホや持ち歩いているものが

何かしらのヒントになります。

 

・場面

属しているコミュニティ=誰とつるむかによって、

            自分の居場所を確立します。

部屋に置いてあるもの=興味のあるものや写真から人付き合いなど

           その人らしさの表れるものがあります。

           ホットリーディングなどはこれが重要です。

住んでいる地域=その地域で統計的に多い職種があります。

 

ここで取り上げたのは一部ですし、

省略したものもありますので、

自分なりにさらに発展していくことが必要だと思っています。

 

観察眼を鍛えるには?

観察眼を鍛えるステップには

3つの段階があると思っています。

・フォーカスしてみる

・類推する

・フィードバックする

これを継続して行っていくことで、

その観察力・洞察力の精度が上がっていくはずです!

 

フォーカスしてみる

上記の見るべきポイントを

一つずつフォーカスして、

初めて「観察」になります。

あくまで客観的にものごとをとらえてみましょう。

このように無意識を意識化した後、

それを習慣化していくことで、

全体像が見えてくるはずです。

 

類推する

一つの観察ポイントあるいは、

いくつかの観察ポイントから、

導き出される

「ものごとの関係性」や「こころの状態」

といったことを推理することができるはずです。

はじめの頃は間違いも多いかもしれません。

考えてみるという行為が大事なように思います。

買い物客が行きかうのを見て、

「誰と誰が関係性があるのか?」

「自分があの人だったら、なぜ、そういう行動をとったのか?」

と訓練してみるのもいいでしょう。

事実と類推については、

しっかり分けて記録・記憶しておくことが必要です。

 

フィードバックする

可能であれば、

推理が正しかったのかどうかを答え合わせをします。

当たっていれば、「やっぱりこういう考えなんだ」

間違っていれば、「どうして違ったのか?」

とフィードバックをすることで、

正確さを上げていくことが可能です。

 

あとは、この3ステップを繰り返し実践あるのみ!

私もできる限り実践しているつもりです。

※対人の仕事なので、役に立っていると信じています。

 

最後に

観察のポイントや鍛えるための3ステップはどうでしたか?

こうやって並べられると、

当たり前、誰でも考えつくと感じるかもしれません。

ですが、普段はあまり意識していないのではないのでしょうか?

ポイントを押さえて繰り返し観察することで、

より観察力・洞察力を高めることができるはず!

そうすれば、あなたの仕事での活躍や人間関係での悩みに

一石を投じることができるかもしれませんよ!

 

参考図書はこちらです!

 

追記

別ページに観察に関連した

おすすめ本を紹介しています。

psychologicaleffect.hatenablog.com