香りの心理学
五感の中でも、「香り」は
受容器から最短で脳へ刺激が送られる感覚です。
その状況にあった「香り」を利用することで、
心理的・身体的な変化を引き起こせることがわかっています。
香りの心理学
認知を活性化させる香り
リフレッシュやスッキリ感を与えるだけではなく、
脳の血流量を改善、覚醒・集中を促し、
記憶の改善にも効果があるとされています。
病院でも、認知症の症状改善のため
用いているところもあります。
ペパーミント:
ローズマリーよりもスッキリ感が強く、
覚醒作用が確認されています。
疲労や眠気覚ましにもってこいです。
人との距離を近づける香り
人との関わり合いを促す香りで、
会話やアイコンタクト、
物理的な接触が増えたという実験もあります。
甘い良い香り:
コーヒーやチョコレートなどの
良いにおいが空間に漂っているだけで、
その場で会話している相手の印象が
良い印象になることがわかっています。
眠りを誘う香り
ラベンダー:
眠るときに効果があると有名なものです。
不眠症改善のためにも使用される香りで、
交感神経の働きを抑制し、
心身ともにリラックスを促す効果があります。
セドロール:
森林浴でリラックス効果があるとされているのが、
フィトンチッドという植物から出る殺菌作用のある物質で、
その仲間です。
ヒノキやシダーウッドの香りなどに含まれています。
ある実験では、
就寝前後2時間、この香りを漂わせたところ、
寝付くまでに45%早く(16.8分→9.3分)
中途覚醒が減り、睡眠時間も延長した
という結果も得られています。
最後に
香りを選ぶとき、
場面に応じて使い分けてみましょう!
無印良品などで買うよりも
Amazonのほうが安いです。