自分の心は自分が一番わかっている
自分のことは自分が一番わかっている
これは、誰しもが思うことかもしれません。
しかし、実際には
「自分が思う自分」を一貫しているものと
錯覚している人が多いのも事実のようです。
自分の心は自分が一番わかっている
言っていることとやっていることが違う!
自分の考えを一貫して持っている人
というのはどれだけいるのでしょうか?
「言っていること」と
「実際の行動」に違いがあるなんて人は
結構多いように思います。
リチャード・ラピエールの研究によれば、
人種差別の特に激しい地域で
書類で
「あなたの施設に中国人客が来たら、受け入れますか?」
と問い合わせたところ、
ホテルの91%、レストランの91%が
「いいえ」と答えたそうです。
しかし、実際に中国人夫婦が
入店を断られた割合は・・・・
なんと0.5%!
9割の人が「自分は人種差別主義者だ」と思っているのに、
ほとんどの施設が受け入れたそうです。
自分の考えというのは、
その時の状況で大きく左右されます。
これは、他者だけでなく、
自分にも言えることですので、
心にとどめておかないといけませんね!
自分はできると思っていても予測は難しい
「計画錯誤」
という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
自分のやらなければいけないこと
例えば、
本を読んだり、ブログを書いたり
レポートの提出でもなんでも良いのですが、
始める前に
最悪どのくらいの期間があれば終了できるか
を考えた場合、
人(自分)が作業にかかる時間を
短く見積もってしまう傾向があります。
ある実験では、
研究論文を作成している大学生に
提出できる時期を予測し、
実際に提出にかかった期間を調べたところ、
予測では
最短で27日、現実的には34日、最長でも49日
となっていたが、
実際にかかった日数は55日でした。
最後に
自分の心は一番自分がわかっている
・・・訳でもなさそうですね。
関連している2つの例を挙げましたが、
自分の生活の中で照らし合わせても
面白いと思います。
仕事をしていても
あの人は口ばっかりと思っていても、
自分はどうなんでしょうか?
気を付けないといけませんね!