メンタリズムの考察

メンタリストDaiGoさんのおすすめ本や講義からメンタリズム・心理学や様々な科学を学び、ビジネスや子育て等に活かしていこうというブログです

マルチタスクに潜む落とし穴

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男性脳はモノタスク

女性脳はマルチタスク

と一般には言われてきました。

そして、

マルチタスクで効率よく処理できた方が

モノタスク傾向の人から見ると

羨ましく思うものです。

 

今回は、

注意の方向性

マルチタスクに潜む落とし穴

について紹介していきます。

 

 

マルチタスクに潜む落とし穴

注意の方向性

モノタスク・マルチタスクに大きく関係のあるのが、

注意の方向性です。

基本的に人が注意を向けて

最大効率で処理をできるのは1か所

それ以上になると、

注意を分散させる必要があり、

効率は下がっていきます。

 

ただし、

注意を分散させないとできないこともあります。

車の運転を例にとると、

前方に注意を向けながら、

ミラーなどから周囲の状況にも気を配り、

アクセルの踏み具合

ハンドルもいつでも対応できるように・・・

などなどいくつも注意を払う必要があります。

 

なぜうまく機能するのかというと、

運転を始めたばかりでは、

アクセルの踏み具合とスピードの関係

ハンドルを切る角度など意識しないとできませんが、

運転に慣れてくると、

無意識のうちに処理できることが増えるためです。

 

マルチタスクでも

無意識にできるものが組み合わさっていれば、

例え注意が分散していても、

問題なく機能します。

・掃除をしながらニコ生を聞く

・洗い物をしながら音楽を聴く

といった感じです。

 

マルチタスクに潜む落とし穴

マルチタスクでも

上手く機能しない場合があります。

まずは、

タスクの数が多い場合です。

やらなければいけないと考えているだけでも、

処理は遅くなります。

次に、

タスクを一つずつ処理しない場合です。

掃除中にスマホの通知音が鳴って、

作業をいったん中断・・・

といった場合がそうです。

一度切れた集中状態を戻すためには、

20分以上必要になります。

その結果、

マルチタスクでも

作業効率が悪くなってしまいます。

 

最も効率が良いのは、

モノタスクで一つの事を処理して

次の課題に移って処理していくのが理想です。

 

TEDでも、この問題を取り上げている

パオロ・カルディーニという方がいました。

www.ted.com

 

最後に

マルチタスクが羨ましいと思う時代は

終わったのかもしれません。

これからは、

集中すべき作業を絞り、

モノタスクで次から次へと

効率よくこなしていく人達の時代ですね!