催眠誘導や日常に潜む「前提」
前回は、催眠奇術の記事を書きました。
psychologicaleffect.hatenablog.com
今回は、催眠術において
重要とされているポイント
「前提」について
書いていこうと思います。
催眠誘導や日常に潜む「前提」
「前提」とは?
何かを暗示するとき、
「前提」という要素があります。
これは、
こちらがやってほしいことを
前提に、選択肢を与えるというものです。
ダブルバインドと同じ考え方ですね。
催眠術に限らず、
日常にも使われていることもあるので、
その一例も紹介していきます。
前提の「前・間・後」
「前」 ~の前に
トランスへの誘導文
・トランスに入る前に、催眠について話しておきます
・以前にトランスに入ったことはありますか?
というものがあります。
日常場面で言うと、
・寝る前に、Aの本を読む?それともBの本?
→AかBどちらかを読んだ後は、眠ってもらう
・運動する前に、水は飲んでおきますか?
→水を飲んだ後は、運動を始めるという暗示
「間」 ~の間に
トランスへの誘導文
・そうです、もっと深くトランスに入ることができます
・目を閉じている間に、トランスに入っていきます。
日常場面では、
・服を着替えるのは、ゆっくりやる?それとも早く?
→どちらにせよ着替えるという暗示
・そうそう、肩の力が抜けてきてるね
→緊張していても、力が抜けていると気づかせる暗示
「後」 ~の後に
トランスへの誘導文
起きている現象に繋げて、
・背もたれにもたれかかると、身体の重みを感じます
・目を閉じた後、身体の力を抜くことができます
日常場面では、
・椅子に座った後、テレビを見てもいいし、本を読んでもいいよ
・立って運動した後は、ゆっくり座って、落ち着くこともできます
※Aの次はBと
流れをイメージさせることが重要
最後に
催眠誘導や日常場面に潜む
「前提」という暗示方法についてでした。
言う事を決めてから、
試していくと、良いかもしれませんね!
催眠誘導について参考になる本は、
こちら!