メンタリズムの考察

メンタリストDaiGoさんのおすすめ本や講義からメンタリズム・心理学や様々な科学を学び、ビジネスや子育て等に活かしていこうというブログです

メンタリズムにおける失敗

メンタリズムでは、

様々な超能力的なパフォーマンスを行っていますが、

かなりの成功率です。

しかし、よく見ると100パーセントの成功率ではありません。

マジックとは異なり、不確実な要素が存在しているんですね。

しかし、この失敗も必要な物のようです。

そこで今回は、

メンタリズムにおける失敗についてまとめていきます。

 

メンタリズムにおける失敗

f:id:psychologicaleffect:20161211224544p:plain

失敗の意味

メンタリストDaiGo氏がよく取り上げる話の中で、

『笑っていいとも』の中で時々失敗することがありましたが、

「失敗することで、かえって、周りの人がトリックじゃないと思うようになった」

と言っています。

実際、成功した時よりも

心理戦に敗れた時の方が話題には上りやすかったです。

 

また、アレックス・ストーン著「人の心を手玉に取る技術」の中で、

メンタリストは15パーセントという数字をよく口にする。

マジシャンはあらゆるトリックを完璧に成功させなければならない

ただし、メンタリストは違う。

メンタリズムは85パーセントそこそこの成功率であるべきだ。

と書いています。

トリックやスレイハンドだけならメンタリストではなくマジシャンです。

不確実な要素がありながらも、即興で観客とその場を作り上げている。

だから、失敗をしてもトリックがないことの証明にもなるようです。

 

本当の意味での失敗とは?

メンタリストの眉村神也氏が伝えているように、

「Show must  go on」

どんな状況にあっても、ショーは続けなければならない。

使い古された名言ですが、

「あきらめたら、そこで試合終了」ということですね。

失敗したところでやめると、印象として残るのは失敗ですが、

しっかりとやりきれば、成功した印象の方が強く残るはずです。 

 

日常に当てはめてみると・・・

通常であれば、なるべく失敗しないようにするのが得策ですが、

この理論を日常に当てはめて考えてみると、

・全てを完璧にやり過ぎてしまうと、入り込むすきがない

仕事を完璧にこなす人ほど、

疲れても他人に頼ることができずに、

周りからも口出しをされないもの。

また、恋愛においても、

相手の欠点を補ったり、

相互に成長できる関係が良好な関係と言います。

完璧すぎると近寄りがたいですよね?

ここで、15パーセントの理論を使って、

失敗とまではいわずに、ちょっと弱みを見せることで、

相手との関係にちょっとした変化があることは間違いないでしょう!

 

・回数を重ねないうちの失敗は、割合が大きくなる

ただし、気を付けなくてはいけないのは、

普段はきちっとやっているところを見せて、

母数を増やしておくことが必要そうです。

例えば、

新人がちょっと失敗をしただけで問題視され、

ベテラン・中堅がちょっと失敗してもそんなに問題にならない、

なんてことはよくありそうです。

普段から成功を積み重ねて、

一部分だけ弱みを見せておく・助けを求める

ぐらいがいいのかもしれません。

 

最後に

メンタリズムにおいて失敗には重要な意味があることがわかりました。

そして、「Show must  go on」

立ち止まってはいけないのです。

行動せよ!という事ですね。

 

今回の参考文献は、

下記は洋書で、

メンタリズムやメンタルマジックについての解説のある本ですが、

こちらの一部にも似たような記載があります。