マインドフルネス ~手動瞑想の方法~
マインドフルネスについての連続記事も3回目になりました。
呼吸瞑想以外にも、様々な瞑想方法があることがわかりますね。
今回は、プラユキ・ナラテボー師のお寺でもよく実践されている、
手動瞑想について解説していきます。
漢字のごとく、手を動かしていく瞑想法であり、
手をリズミカルに動かす事で、気づきを得ていく方法です。
前回紹介した歩行瞑想と同じく比較的新しい瞑想法です。
手動瞑想
1.姿勢を正す
座禅でも椅子に座っても良いです。
身体はリラックスした状態で、両手を膝の上に置きます。
この瞑想の特徴は、「目を開けてても大丈夫」ということです。
こうすることで、視覚的にも気づきやすい状態を作っています。
2.手を動かしていく
まずは、手を動かす順番を覚えるために練習が必要です。
動画の4:40あたりからです。
- 右 手を立てる→肘を曲げる→手をお腹に
- 左 手を立てる→肘を曲げる→手をお腹に
- 右 手を胸に →外側に開く→膝に手を立てる→膝に手を置く
- 左 手を胸に →外側に開く→膝に手を立てる→膝に手を置く
という手順を繰り返し行っていきます。
途中で手順を間違えたり、飛ばしてしまう事があっても大丈夫。
徐々に慣れれば、言語化せずにできる様になっていきます。
リズミカルに、一つ一つの動きを止めて、
「パッ、パッ、パッ」と手の位置に気づいていきます。
3.どんな思考が起きてもOK
今までの瞑想の解説でもありましたが、
どんな思考や感情が起こっても、「こんな事考えているんだ」と受け入れます。
「こんな事考えちゃ駄目だ」なんて否定する必要はありません。
体験してみて
普段の生活に無い動きのため、手順を覚えるのに反復は必要です。
しかし、呼吸瞑想とは違い、視覚的に気づきが得られやすいこと、
それによって、雑念も起きにくい印象がありました。
これまで3種類の瞑想方法を紹介しましたが、
人それぞれ、やりやすさは違うと思いますので、試してみる事が重要だと感じました。
最後に、瞑想というと、宗教やスピリチュアルなものと思われがちですが、
脳の力を最大限に引き出し、人の心を豊かにする方法ではないかと思う。
そのためにも、意識を集中するというよりは、『気づいて、受け入れる』
まずはこれが大事だということを学びました。
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