ポジティブ思考の罠
1つの現象や物に対して、
大概のことは見方によっては、
ポジティブにもネガティブにも
捉えることができます。
基本的にポジティブ思考は前向きで
周囲にも良い影響を与えますが、
注意しなければいけない点もあります。
ポジティブ思考の罠
楽天的か楽観的か
ポジティブ思考の中にも、
「楽天的」と「楽観的」の2種類があります。
「楽天的」は簡単に言うと、
理由もなくポジティブにとらえようとして、
あっけらかんとして、ひたすら前向きなイメージ
「楽観的」は、
根拠をもってポジティブにとらえようとするほか、
悲観的側面も現実検討のできる、
成功者に多いパターンです。
ポジティブ思考とネガティブ思考
ポジティブ過ぎ(楽天的)でも、
現実検討がうまくいかず、
失敗を繰り返してしまったり、
ネガティブ過ぎ(悲観的)でも、
考えすぎて行動に移せず、
後悔することが多くなってしまいます。
ここで「楽観的」に捉えることが必要になってきますが、
ポイントとなるのが、
・ネガティブなことを受け入れたうえでポジティブな側面を探す
・3:1の法則
ネガティブ思考ばかりしてしまう人は、
今の状況をポジティブに捉えるとしたら、
どういった見方があるのか?を知ることが必要です。
これについては、次項で説明します。
そして、3:1の法則は、
ポジティブ:ネガティブが3:1の割合で経験したほうが、
幸福度や生産性が高いという研究があり、
どちらか極端ではなく、
良い面も悪い面も認識した上で現実検討を行い、
ポジティブ気味に判断すると良いということです。
楽観的になるための準備
ポジティブ言い換えゲーム
ネガティブな表現をポジティブに言い換えるというもので、
初めのうちは紙に書き出しながら行うと良いです。
太っている→包容力がある、肌がきれい
優柔不断 →協調性がある、慎重に考えるタイプ
疲れる →充実している、しっかり動いている証拠
単語だけではなく、
現状を照らし合わせることもできます。
部長から注意された →言ってくれて気づけた
改善すればより成長できる
楽天的に考える人は第3者に意見を求める
楽天的な人ほど、うっかりミスが多かったり、
予期せぬ事態に遭遇することがあります。
そうなる前に、
第3者の意見を聞き、
どんなことが起こる可能性があるか
予測してもらい、それを検討してみることも必要です。
最後に
ポジティブ思考の罠として、
楽天的にとらえることは危険な側面もある
ネガティブ過ぎは行動できなくなる
対応策としては、
ポジティブな面を探す練習
ポジティブ:ネガティブ=3:1の法則を忘れない
楽天的すぎる場合は、第3者の意見も必要
ということが挙げられます。