論理的思考に立ちふさがる疑問点
自分の中で論理的思考ができていて、
それを伝えたとしても、
相手がどう捉えるかには個人差があります。
ここで納得できない場合に
生じる疑問点は2つしかありません。
論理的思考に立ちふさがる疑問点
疑問点① 本当にそうなのか?
AであればBと単純明解なものであれば、
このような疑問は浮かびません。
しかし、
「株で資産運用すれば、儲かる」
「車を買えば、旅行に行きやすくなる」
納得できる人もいれば、
納得できない人もいると思います。
こういったときに生じる疑問が
「本当にそうなのか?」というものです。
上記の例でも、「本当に?」と聞かれたときに、
納得できるような説明ができて、
初めて論理的思考ができたということになります。
1つ例を取り上げると、
株を資産運用すれば、儲かる
↓ 本当に?
貯金よりも配当金が入る
↓ 本当に?
短期ならリスクがあるが、
長期であればリスクが少ない銘柄もある
↓ 本当に?
1つの株ではなく、分散投資することで・・・
セールスで相手の疑問に
一つずつ丁寧に答えていくような感じですが、
「本当に?」
という疑問に答えていくことで、
思考がより深くなっていきます。
疑問点② それだけなの?
「本の販売ならC社に」
こういった場合、
つまり伝える情報に漏れがあった場合に、
「それだけなの?」という疑問が生じます。
C社にする理由は、
他にも、
買取も行っている、
本だけではなくCD等も扱っている、
などの理由が考えられるかもしれない。
あるいは、
ほかの選択肢としてD社があるかもしれない。
視点が狭すぎて、
他の選択肢を見落とした結果、
伝えるべき情報に漏れが生じてしまっている
ということです。
最後に
論理的思考に立ちふさがる疑問点は
「本当に?」
「それだけ?」
の2パターンですが、
この疑問を習慣的に自分に投げかけることが、
物事を広く深く理解するためには
必要な視点なのだと思います。