男と女のココロ模様
男と女、それぞれ同じものを見ても捉え方が違ったり、
声掛け一つとっても、
「なんであんなこと言うんだろう?」
「なんでわかってもらえないのだろう?」
とお互いの気持ちがすれ違ったり・・・
身に覚えがある方も多いのではないでしょうか?
コミュニケーションには、
お互いを思いやる気持ちが大事とわかっていても、
お互いを認め合って、わかりあうのには
多大な努力が必要なようですね。
男と女のココロ模様
男女で考え方がどう違うのか?
世間には男女にまつわる様々な本が出版されていますが、
男女での違いを対比して表すことが多いので、
一部を紹介します。
マルチタスクな女性 ⇔ モノタスクな男性
共感したい女性 ⇔ 理由を知りたい男性
協調的な女性 ⇔ 競争する男性
説明しない女性 ⇔ 察しない男性
などがありますが・・・
日常の場面を想定していくと際限がなくなります。
そもそも、なぜ男女で考え方が違うのか?
世間一般的には、
脳梁が女性の方が太い・海馬の大きさが違うなどの
器質的な違いがあるとされていました。
しかし、ここ最近の研究で
「男性脳」「女性脳」の違いはない!
ということが発覚しました。
2015年のダフナ・ジョエルが1400人を対象に
そ脳スキャンをして器質的な違いがあるかを調べたそうです。
その結果は・・・
完全な「男性脳」or完全な「女性脳」は極わずか
ほとんどの人は、どちらの特性も持ち合わせている。
つまり、上記のような器質的な違いはないことが
わかったようです。
※【科学ニュース】男性脳/女性脳の違いは無い? | お知らせ | 科学検定
でも男と女で違う性格じゃないか!と思いますよね?
どんな家庭環境で育ったのか?
異性の兄弟姉妹がいるのかいないのか?
所属するコミュニティは?
などの環境要因によって考え方や物事の捉え方に傾向が生まれたり、
ニューロンのネットワークが次第に強化されていくことは、
自然なことのように思えますし、
「男」だからこう!「女」だからこう!
と両極端に分けられないだけで、
傾向は多少なりともあるんじゃないかと思います。
では、どうすればお互いが分かり合えるのか?
男性にしろ女性にしろ、
異性の扱い方がわかっている人は少なくありません。
そういう人は、相手の立場もわかっているし、
言ってほしい言葉もわかっているんですよね。
ここに男女が分かり合うヒントがあるように思います。
感情的になっては、上手くいかないのは誰だってそうです。
口に出してから、「失敗した!」と思っても、
取り返しはつかないので、
相手が何を必要としているのか?
これを言われたらどう感じるのだろう?
と考えながらコミュニケーションを行う必要がありそうです。
もちろん、男女それぞれに響くほめフレーズも違ってくるので、
調べたり考えてみてはどうでしょうか?
場面ごとに必要な言葉かけは変わってくるので、
自分よがりの視点ではなく、
しっかりと相手の視点に立てるように心がけていきたいものですね。
最後に
今回参考にした書籍はこちらです。