メンタリズムの考察

メンタリストDaiGoさんのおすすめ本や講義からメンタリズム・心理学や様々な科学を学び、ビジネスや子育て等に活かしていこうというブログです

メンタリストの相手を惹きつける演出

メンタリズムでは、

その超能力的な演出を行うことで、

大衆を惹きつけてきました。

これから何をするのか、何が起こるのか、

相手に想像させながら、

その想像を超えた演出で観客を賑わせます。

では、いったいどんな演出方法があるのかを見ていきます。

 

 

メンタリストの相手を惹きつける演出

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読心術者(マインドリーダー)

メンタリスト一番の武器と言ってもいいかもしれません。

パフォーマンスでは、

書いてもらった絵や服装などパッと見た印象から、

相手の性格傾向や過去に起きたことを読んだように語り、

相手とのラポール形成や相手を導くために使われます。

今イメージしているものを言い当てるなどの演出にも使われます。

日常で用いる場合、

「こういうこともあったんじゃない?実は僕もね・・・」という共感

「性格的にこういうところあるけど、真似できないんですよねぇ」

という尊敬やほめ言葉に発展させて使えます。

メンタリスト眉村神也さんのニコ生では、

このリーディングの授業も行っています。

ch.nicovideo.jp

 

科学者

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2000年ごろにダレン・ブラウンが始めた

超能力的なことを科学的に再現するというもの。

実際に昔行われた、心理学実験などもパフォーマンスに取り入れています。

DaiGoさんも勉強好きで、

「こういうところがあって、それはこういう意味なんですよ」

と簡単な解説をしてくれることもしばしば。

メンタリストのちょっと怪しい雰囲気からは一転、

クリーンなイメージです。

 

占い師や霊能力者など

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基本は上記のリーディングを用いますが、

メンタリスト自身が読心術を行ったのではなく、

水晶やタロットなどのミディアムあるいは

霊的な存在に教えてもらっている。

スピリチュアルな演出方法です。

雰囲気を出すために、

物々しい恰好をしていることも多いです。

現在・過去のことを話し、

未来の予言や過去からの解放を促します。

こういう人の中には、

「ギフト」をもって生まれたと信じる人もいるようです。

 

利用される超能力

サイコメトリー

人の持つものに触れることで、

その物に込められた思念を読み取る超能力です。

捜査協力している霊能力者の一部には、

その人の部屋に行って、こういう演出をする人もいます。

ホットリーディングを使っている場合も多いようです。

 

テレパシー

言葉を介さずに、相手に自分の意図を伝えるというもの。

「僕も今そう、思っていた」的な感じです。

パフォーマンスで用いられることがあり、

2人組のメンタリストが活躍した時代もあったようです。

あとは、2人の答えが偶然にも一致したという

シンクロニシティ(共時性)の演出にも似ています

 

プレディクション

いわゆる予言の事ですが、

事前に用意していた予言と現在の状況が一致するというもの。

パフォーマンスでの予言もそうですが、

古代のメンタリストは、神官に遣える予言者もいたようで、

陰で大衆を導いて(操って?)いたようです。

 

サイコキネシス

念動力つまり、念じることで力が生ずるというもの。

物が浮いたり、フォークが曲がったりもこういった演出の一つです。

相手に強い印象を与えることができます。

また、「霊の仕業」にして、

その存在を感じるように仕向けたりもするようです。

 

透視(クリアボヤンス)

昔から日本でも千里眼と呼ばれていましたが、

遠くにあるものや隠されたものを実際に見ずに、

場所やその物を当てるという超能力です。

パフォーマンスでは、封筒の中を当てて見せるのが定番です。

恐らく、霊視もここに当てはまると思われます。

 

最後に

メンタリズム研究をしていくうえで、

その演じるキャラクターに合わせて、

使われる超能力や演出方法が大分異なることがわかってきました。

そして、演出で相手を惹きつけるために大事なことは、

こちらの望む結果に導くために、

どういった演出をしたらよいのか?

どのように伝えればよいのか?

常に考え、行動することだと改めて思いました。