記憶と忘却のお話
忘れちゃいけないのに、忘れちゃうことはよくありますよね。
人間に備わった大事な機能であることは間違いないですが、
なんとかしたいと皆が思うんじゃないでしょうか?
しかし、
メンタリストはパフォーマンスや相手からの信頼を得るために
「記憶する」だけではなく「忘却」も利用します。
それもいくつか紹介していきます。
記憶と忘却のお話
記憶の定着(想起と反復)
そもそも、人がどうやって記憶していくのかを改めて調べると、
記憶が定着するまでのサイクルがあります。
即時記憶(数秒ですぐに忘れる)
↓
短期記憶(数分から数日で忘れる)
↓
長期記憶(あまり忘れない)
というルートをたどります。
この記憶の強化には、想起と反復が重要になります。
※失恋とかの記憶があって、「忘れないと」と思っているうちは、
忘れられませんが、この想起・反復を繰り返していることも影響しています。
考えなくてもいいくらい、何かに熱中していくうちに、忘れていませんでしたか?
記憶を定着させるには想起・反復することが必要になります。
以前のDaiGoさんのニコ生講義では、
最適な復習の間隔はN(覚えたい期間)/5日間隔が良いと言っていました。
覚えたいものは記憶術の活用にしてもそうですが、
反復して思い出せるようにしないといけませんね。
そして、記憶するための重要な要素のひとつが、
好奇心や興味をもってインプットするべきという事でしょう。
自分が興味のあることは、
「勉強」という形を取らなくても、自然と覚えていきますよね?
興味があれば、関わる回数が増えるのはもちろんですが、
楽しいという感情が記憶をより定着させるのでしょう。
メンタリストが使う「記憶」と「忘却」
「記憶」については、
ESPカード・トランプの並び順などを利用した
パフォーマンスはいくつかあります。
他にも、
一度会った人の名前や話した内容を覚えておいて、
信頼を築くための手段として使ったりすることもあります。
以前自分が話してたことを、相手が覚えていたら、
興味を持ってくれてるんだと思いますよね!
一方で、「忘却」については、
曖昧になった記憶を書き換える方法があります。
あとは、ミスディレクションや並列思考、あるいは催眠術を利用して
「忘却」を引き起こすパフォーマンスなんかもあります。
以前、眉村神也さんのニコ生で「ストラクチャードアムネジア」
を紹介していましたが、これも記憶を書き換える方法です。
最後に
記憶機能から記憶を定着させるポイント、
メンタリストが記憶や忘却をどう利用するかを見てきました。
「記憶」というと「勉強」「日常に必要なこと」
とイメージ付けしてしまいます。
しかし、相手からの信頼を得よう、パフォーマンスに利用しよう
という考え方自体があまりない発想でした。
下記の
黄色の本は記憶術の方法が記載されています。
緑の本は、ストラクチャードアムネジアについて記載があります。
興味のある方はどうぞ!