世界のメンタリスト達 ~Zancig~
メンタリズムの歴史の中で、
今のところ最も古くに
メンタリストとしての活動が記録されている
Zancigという2人組のメンタリスト
について、まとめておきます。
Zancig (ザンシグ)
概略
19世紀後半~20世紀初頭に活躍した
ジュリアスとアグネスの夫婦で組んだ
Zancig (ザンシグ)
という2人組のメンタリスト。
ステージマジシャンとして、
「読心術」や「テレパシー」などを行っており、
「2つの心、1つの思考」
※「Two Minds with but a Single Thought」
で有名になる。
最盛期には、
イングランド、インド、
日本、中国、南アフリカへのツアーも行っている。
テレパシーなどの解明のために、
いくつかの実験・調査が行われるが、
特に発見はなく、
本人達も神秘の力だと主張していた。
Zancig code
Zancig Codeという2人にだけわかる暗号を
用いていたことが、
後にマジシャンのウィル・ゴールドストンや
メンタリストのアレキサンダー・クリスタル
によって明らかにされる。
今日では、色々なステージコードがある模様。
後年
1920年代には、ツアーも引退し
占星術や水晶玉占い師
予言者として静かに過ごし、
本を出版するなどしていた。
最後に
この頃は、超能力や神秘の力が
強く信じられている時で、
時代背景的にも
スピリチュアル寄りのメンタリストでした。
それにしても、
テレパシーの謎を解明するために、
科学者が躍起になるも結局わからず、
解明したのはマジシャンやメンタリストだったという
餅は餅屋というかなんというか・・・
こんな資料もあるんですね!
日本語の資料は今のところないようです。
- 作者: Julius Zancig,Agnes Zancig
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