「してはいけない(禁止)」は逆効果!? 子育てに見るメンタリズム
禁止をしても子どもは聞かない!
「~をしてはいけません」子どもに対してよく口にしてしまいますよね。
生命に関わる事ならしっかりと教える事で教育する必要があります。
「ジュースをこぼさないで」と言えばジュースをこぼし
「遠くに行ったらダメよ」と言えば遠くに行く・・・
繰り返していくうちに、「言う事聞かない子」
というレッテルを貼ってしまいがちです。
基本的に人間は禁止されても、無意識レベルで禁止はなかった事にされるようです。
例えば、
「ピンクの象のことだけは考えないでください」
ピンクの象と言われた瞬間に考えてしまったのではないでしょうか?
考えないでと言われたはずなのに・・・
子どもの話もこれと同じ事が起きていると考えられます。
無意識下でのこの働きは、意識しても止める事は難しいのです。
では、これを回避するにはどうすれば良いのか?
「言い方を変えてみる」
つまり、「しっかりと持ってね」「近くにいてね」と変えてみるのも良いでしょう。
「禁止する」のではなく、「~する」ようにお願いするというものです。
また、それに加えて、感情や感謝を伝えてみても良いと思います。
「しっかり持ってね、はい、ありがとう」
「近くにいてくれると、嬉しいなぁ」など
その行動が正しいということをしっかりと伝えてあげるのです。
「結果を想像させる」
子どもは、同じ失敗を繰り返します。
学習するためには、親の協力が必要です。
「なぜそうなるのか?」「その結果何が起こるのか?」
可能である事は体験させ、体験できない事は説明する必要があります。
禁止しても無意識のうちに行うようになってしまう性質があることを知り、
そこから回避する方法を考えてみましたが、
これでもまだ、言う事を聞いてもらえないことはあると思います。
しかし、手段をいくつか知っておくということが大事なのです。
「言い方を変えてみる」の段階では、
「~して、そして~して」「~と~どっちにする?」などの
現代催眠を応用する事もできるかもしれません。
また、子どもに対して以外にも後輩指導などにも使えるかもしれません。