間違ってたかも!自己実現の方法論とは?
以前、「やる気を引き出す」コミュニケーションとは? の中で、
視覚化と具体的な行動がポイントという話をしました。
ここから更に重要なポイントをメンタリストのDaiGoさんが教えてくれました。
視覚化するのは必要だが、それだけでは不十分?
ビジュアライゼーションや自己啓発系によくある、
視覚化つまりイメージする事はとても大事です。
これをしなければ、具体的にどう行動すればよいかわからないのも事実。
しかし、成功や理想をイメージするだけでは、
不十分だと言う事が研究からわかっているそうです。
ガブリエル・エッティンゲンによれば、
- ポジティブな未来だけを想像した場合、想像しただけで達成感を感じてしまい、モチベーションが下がる
とされています。では、どうしたらよいのでしょうか?
自己実現・問題解決のための対比
更に、ガブリエル・エッティンゲンは理想と現実の対比が重要だと言っています。
つまり、理想の自分を具体的にイメージし、現実の自分とを比較し、
どこに違いがあるのかを探っていく。(脳内コントラスティング)
例)理想の自分 → 現実の自分
本を読んで勉強する ゲームをしてしまう
瞑想に取り組む スマホを触っている
子どもと遊ぶ 仕事を理由に遊ばない
こうやって対比して、理想の自分になるのを阻害している要因は何かを探ります。
この例でいくと、ゲームやスマホが見えるところにある、
時間を決めずに作業している、仕事を早く切り上げないなど
阻害要因が徐々に見えてきます。まずは、これを排除します。
次に、理想の自分がとっているであろう具体的な行動を実践します。
継続的なセルフモニタリング
阻害要因を排除しても、理想の自分はどこへやらといった事もあります。
そこで役に立つのが、理想の自分に向かって進んでいるか思い出させる方法です。
メンタリストのDaiGoさんも実践してるそうですが、作業場所に鏡を置きます。
この鏡を見ることでセルフモニタリングが出来るという方法です。
チャールズ・カーヴァーによれば、
- デスクの上に鏡を置くことで、自己認識が促され、自分の信念に従いやすく、ごまかしをしにくくなり、作業にも集中して取り組むことがわかっている。
つまり、自己認識(セルフモニタリング)できれば、
理想の自分とは違う事をしていると気づき、自分の行動を修正できるということです。
鏡を置く以外にも、スマホの壁紙を理想の自分を想起させるものに変更しても良いかもしれません。
無意識に行っている事に気づく機会があれば、理想に近づけるはずです。
このブログでも何度も紹介していますが、
マインドフルネスもセルフモニタリングを促す方法の一つです。
まとめ
やる気を出すため(自己実現や問題解決)のためには、
- 視覚化する事
- 具体的な行動を導き出す事
に加えて、
- 現実と対比する事
- セルフモニタリングする事
が必要だということ。やる気を出したい!理想の自分になりたい!
という場合、この4つのポイントをしっかりとおさえておきましょう。
今回の問題解決のための対比について触れている
ガブリエル・エッティンゲンの著書はこちら
成功するには ポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則
- 作者: ガブリエル・エッティンゲン,大田直子
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自制心やセルフモニタリングについて書かれているのはこちらです。