メンタリズムの考察

メンタリストDaiGoさんのおすすめ本や講義からメンタリズム・心理学や様々な科学を学び、ビジネスや子育て等に活かしていこうというブログです

人の判断を狂わせるバイアスとは?

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ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーという2人の人物が、人の判断がどのようにして行われているかを研究により明らかにしています。その人の判断に多大な影響を与えるものがあります。それは、バイアス(色眼鏡)と呼ばれるもので、一種の思い込みのようなものです。

 

ダニエルカーネマンの著書、ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)を読むと、人はしっかりと考えた上で行動していると思いがちですが、実は自分にとって認識しやすい情報から直感的に判断を下している場合が多いようです。例えば、

 

正常性バイアス

平常心を保とうとして、見て見ぬふりをする。

例えば、妻と喧嘩をしたとして、「あれは喧嘩じゃない」と何事も無かったかのように振舞おうとする。一方で、妻は本当に怒っているため、すれ違いが発生する。

 

確証バイアス

自分の信念に一致しそうな情報を探す

例えば、妻が急に怒り出したとき、「いつも家事手伝っているし、仕事だってがんばっている」と自分の良くやった点はすぐに出てくるが、妻が本当に怒っている原因は「なにを怒っているんだろう?」と見当も付かない。

 

後知恵バイアス

結果が出てから、自分はわかっていたと知ったかぶりをする。

例えば、現在の経営方針にしてから、初めは良い方針だと思っていたとしても、この先の見通しが悪くなってきたときに、「こうなることはわかっていた」と言う場合。

 

ハロー効果

相手に際立って良い所があると、他の関係の無い部分でも良いと判断する。

例えば、その人が英語ができるというだけで、人当たりもいいだろう、と判断をする。また、逆もありまして、悪魔の角効果といい、悪いところがあると、他の悪い部分ばかり見えてしまうというもの。それだけ、相手に与える第一印象は大事にしないといけないということです。

       

 自分が見たものが全て

手元の情報だけを重視して、手元に無いものを無視する。

例えば、先日みた刑事ドラマ(サイレーン)の中の話をすると、普通の警察官は目に見えている事実だけを追い、判断材料が少ないまま推理をしたとしても、真実にたどり着けません。主人公は他にもっと関連があるのではないかと過去の捜査資料を調べたり身辺調査を念入りにすることで真実に近付いていくという展開でした。

 

ここまで、一例を挙げてきましたが、本当にしっかりと考えて行動するということがいかに難しいかと言うことがわかります。「自分で判断して行動すること」は、当たり前のことのように思うかもしれませんが、「実は自動的に自分の都合の良いように判断している」ことを忘れないようにする必要があります。

毎回毎回できるわけではありませんが、重要な選択をする際には、情報をしっかりと集め、自分のバイアスをはずした状態で、じっくりと判断する時間を作ってあげたほうが懸命のようですね。また、こういった心理的効果が働いているんじゃないかと思って、世の中を見てみると面白いと思います。

ダニエル・カーネマンは他にも、物を持ったときと失いそうになったときに物の価値をどう変えるのかなど興味深い研究をしています。ダニエル・カーネマンの本は小難しい話が多く、長いですが、DaiGoさんの本はストーリー形式で書かれており、内容の一部を理解することが可能です。 ぜひ見てみてください。

限りなく黒に近いグレーな心理術

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ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
 

  

ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)