メンタリズムのパフォーマンスについて
フォークを曲げる、相手の思った色を当てる、図形を描かせて当てる、メンタリズムのパフォーマンスは色々とあるようですが、今回はDaiGoさんの行っているフォーク曲げとサウンドリーディング、マッスルリーディングについて考察してみます。
フォーク曲げ
もともと、ユリゲラーがスプーン曲げをゆっくりと行っていた事をDaiGoさんは逆にして、フォークをすばやく曲げることから広まっていきました。(そもそもメンタリストはフォーク曲げをするわけではないようですが、注意を引くためのパフォーマンスとして行われています)テレビでも何度も解説されていて、簡単なものであればすぐにでもできるようです。
ポイントは、てこの原理と大きな筋肉を使うこと、そして目の錯覚を利用することです。
基本は、背筋を伸ばし、フォークの柄と首を支えて持った手を前に突き出し、反対の手で弓を引くようなイメージです。肩甲骨周囲筋や体幹回旋筋を使うようです。
次に手のひらの上で曲がっていくパターンですが、手においた時点ではすでに曲がっています。これを手首を反らしながら曲がっていくように錯覚させるのがポイントのようです。
サウンドリーディング
音を聞いて、相手の考えている図形を当てるというもの。メンタリストの眉村神也さんも説明していました。
良くゼナカードという上記の物が使われますが、実際に音の出やすいマジックで書いてみるとわかりますが、○(キュー)×(キュッ、キュッ)・・・など何を書いたかが音でわかるという仕組みのようです。
ほかにも、緊張に伴う声のトーンの変化を見逃さず、当てるというものもあるようですが、いずれにしろ経験が必要なようです。
マッスルリーディング
筋肉の緊張具合を見て、その人が思っている物を当てるというもの。以前フジテレビのミレニアムズのなかでも、春日の筋の動きを読んでいました。
人がしっかりと意識していると、その物を提示したり、近付いたときに筋緊張に変化があります。DaiGoさんは肩に手を当ててもらって、自分の身体を横に振ったりして緊張を見ているようです。また、手をつないで歩いてもらって、行く方向を「心の中で教えてください」と言って、当てる場合もあります。自分の思ってるものに引き寄せられ、離れようとすると抵抗があるのが基本のようです。