『炎の体育会TV』 メンタリストDaiGo vs 錦織圭選手 心理戦について分析
12月19日の「炎の体育会TV」でのメンタリストDaiGoさんと錦織圭選手の心理戦は皆さん見ましたか?今年は、「しくじり先生」を皮切りにDaiGoさんが再びメディアに出てくることが多くなり、嬉しい限りです。
他にも、ホリエモンや坂上忍さんとのババ抜きなどを見ていると、「なにが起きているんだ?」とか「特殊技能か?」とか思ってしまいますが、根底にあるのは心理術で、ニコ生でも解説されています。今回は、メンタリストの心理術に大事なポイントを考えてみます。
リーディングスキル
相手の心理を読み取る能力のことで、要するに、表情やしぐさを観察し、どういう思考をしたのか類推するということです。
テレビでも言っていましたが、表情から嘘を見抜くことができるのは普通の人なら54%と当てずっぽうと変わりないです。そのため、表情だけでなく、口の開きや体の動き(錦織さんの場合は小さな頷きでしたね)など見ていく必要があります。
大事なのは、どういう思考をしたのか辿ること、そして普段から意識することです。
表に出やすくするためのハッタリ
メンタリストのDaiGoさんは相手を動揺させて表情やしぐさに出やすくし、確信を得ていくという手法をとっていますが、この相手にかまをかける方法がなかなかえげつないです。
「あんたのやってることは全てお見通しだ!」と思わせたり、安心させて油断させたところで表情が緩むかどうか確認しているようです。
この方法を普通の対人関係で使うと、嫌なやつと思われてしまいますが、浮気が疑われたときや嘘を暴きたいときには使えるようです。
空間演出能力
この場を支配しているのは私ですと思わせる能力。
・背筋を伸ばし、背もたれから浮かせることで、体を大きく見せる。
・「~してもいいですよ」と解説者のように言う。
・「今、口が少し開いてましたね」など、暗にそこまで見ていますよと言うことを伝えていく。
こうすることで、相手は萎縮(上の画像でもわかりますねw)し、ぼろを出す可能性が少し上がります。また、負けてしまうかもとイメージさせることで、自己充足的予言という心理的効果が働き、無意識のうちに負けに近づく行動をとってしまう可能性があります。
まとめ
相手の心理的緊張をコントロールし、相手にぼろを出しやすくして、それを読み取り、思考を辿る。これがメンタリズムの一つの手法と言えます。今回は、錦織選手も自分で「顔に出やすい」とは言っていましたが、実際に読み取ろうと思ってもできないものです。必要なのは背景の勉強と場数を踏むことですね!
他にも、リーディングの手法は詐欺師や占い師が用いるホットリーディングやコールドリーディング、パフォーマーが用いるマッスルリーディング、サウンドリーディングなど色々あります。
DaiGoさんオススメの表情分析の本や心理術を解説した本もあります。
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また、ニコ生でも色々と科学的な視点から分析している他、心理術も教えてくれてます。一週間程度はまだタイムシフト見れるので、要チェックです!