メンタリストに学ぶ行動力をつける思考法 ~アドラーの教え~
メンタリストは心理を読み解くだけではなく、人々を行動に導くという役目もあります。DaiGoさんのニコ生で紹介されていますが、「嫌われる勇気」ベストセラーになっていた青い本です。
あれもしなきゃこれもしなきゃと考えすぎて行動しなくなる、あの人と合うのがいやだから学校に行くのが億劫だ、など日々の仕事や人間関係に追われていませんか?また、自分が行動しないことを周りの人のせいにしていませんか?
今回はアドラー心理学から読み解く、行動力をつける思考法をまとめます。
・目的論から思考法を変える
まず、アドラーは人の行動には何かしらの目的があるという「目的論」を提唱しています。人に対して怒るのも「怒ることで、相手を支配する」、引きこもるのも「家族の注目を集め、心配されたい」というようにある目的のために行動すると考えるのが「目的論」です。ここから考えると、「行動できない」のではなく「行動しない」ことも「変われない」のではなく「変わらない」こともあなたが選んだことということです。
刺激 → 選択 → 行動
選択が限られているのではなく、自分でどういった選択があるのかを冷静に考えずに、直感に従った簡単な方法に飛びつくことがほとんどです。本当に賢い人ならば、ある刺激に対して、どういう意味があるのか、どういった選択肢を選び、行動するべきかを考えるべきなのです。
・気づいた、あなたが始めるべきこと
アドラーは言っています、
誰かが始めなくてはいけない。見返りが一切無くても、誰も認めてくれなくても、「あなたから」始めるのだ。
これは、行動するための真理とも言えそうです。自分の目標に向かって歩めるのは自分だけ、夢や家族など何か大切にしたいものがあるなら、自分で行動を始めるしかないのです。ちなみに、無理をしたらいずれ破綻するので、「確実にできる一歩」を踏み出す勇気を持つべきだと思います。また、メンタリストのDaiGoさんも「誰もやっていないのなら、自分がやる意義がある」と言っています。みんな「やろうかなと思っているだけ」で、行動しない選択をしている人がほとんどということを忘れないで下さい。
この目的論は教育場面での使用を前提にされていますが、ビジネス場面でも応用が利くように思います。また、アドラーは人の悩みは全て人間関係の悩みとも言っています。気になる方はご参照ください。